《鏡餅》編み図




 
   極太毛糸を8号鈎針で編んだ鏡餅です。
   二段に重ねた御餅の上には、同じく極太毛糸で編んだ「橙(だいだい)」を乗せ、
   飾り付けにフェルトで作った「御幣(ごへい)」、赤白毛糸を結び「水引」、
   敷物として「四方紅(しほうべに)」を添えて鏡餅らしくしてみました。
   そのほか、空き箱などを使って「三方(さんぽう)」という鏡餅を乗せる台を作ったり、
   「裏白(うらじろ)」の葉に御餅を乗せたりすると、よりリアルな飾り付けになります。


      ★編み図をご利用される方は、BBSにひとことお願いいたします。

      ★完成作品を寄せてくださった皆さんのお部屋です。




1、下段の餅を編む

       六角形ですが綿を入れると丸くなります。
       編み終わりの毛糸は短くてOK!

●HappyHeart生徒memoは、りんごの手芸教室での編み図メモです。
 どちらのmemoをご利用いただいて編まれても構いません。
目数
memo
HappyHeart生徒memo
 1  6 輪の中に細編みを6目編む 6目作り目
 2 12 6目増やし目 6目増やし目
 3 18 6目増やし目 1+1(1目編んだら次の目で1目増やすの意味)
 4 24 6目増やし目 2+1
 5 30 6目増やし目 3+1
 6 36 6目増やし目 4+1
 7 42 6目増やし目 5+1
 8 48 6目増やし目 6+1
 9 54 6目増やし目 7+1
10 54 増減なし 増減なし
11 54 増減なし 増減なし
12 54 増減なし 増減なし
13 54 増減なし 増減なし
14 48 6目減らし目 7-1(7目編んだら次の目で2目1度の意味)
15 42 6目減らし目 6-1
16 36 6目減らし目 5-1
17 30 6目減らし目 4-1
18 24 6目減らし目 3-1






2、下段の餅の底蓋を編む

    下段の餅に綿を入れたら、これで蓋をします。   
    編み終わりの毛糸は綴じるときに使うため長めに残す。

目数
memo
HappyHeart生徒memo
 1  6 輪の中に細編みを6目編む 6目作り目
 2 12 6目増やし目 6目増やし目
 3 18 6目増やし目 1+1(1目編んだら次の目で1目増やすの意味)
 4 24 6目増やし目 2+1






3、上段の餅を編む

    編み終わりの毛糸は綴じるときに使うため長めに残す。

目数
memo
HappyHeart生徒memo
 1  6 輪の中に細編みを6目編む 6目作り目
 2 12 6目増やし目 6目増やし目
 3 18 6目増やし目 1+1(1目編んだら次の目で1目増やすの意味)
 4 24 6目増やし目 2+1
 5 30 6目増やし目 3+1
 6 36 6目増やし目 4+1
 7 36 増減なし 増減なし
 8 36 増減なし 増減なし
 9 36 増減なし 増減なし
10 36 増減なし 増減なし
11 30 6目減らし目 4-1(4目編んだら次の目で2目1度の意味)
12 24 6目減らし目 3-1






4、橙(だいだい)を編む

     橙のヘタを緑色の毛糸で「*型」に刺す。
     編み終わりの毛糸は綴じるときに使うため長めに残す。

目数
memo
HappyHeart生徒memo
 1  6 輪の中に細編みを6目編む 6目作り目
 2 12 6目増やし目 6目増やし目
 3 18 6目増やし目 1+1(1目編んだら次の目で1目増やすの意味)
 4 18 増減なし 増減なし
 5 18 増減なし 増減なし
 6 18 増減なし 増減なし
 7 12 6目減らし目 1-1(1目編んだら次の目で2目1度の意味)
 8  6 6目減らし目 2目一度を6回する






5、橙の葉を編む

編み始めと編み終わりの毛糸は綴じるときに使うため長めに残す。

目数
memo
 1  6 輪の中に細編みを6目編む
 2  1 立ち上がった後、1目だけ編む






6、下段の餅に綿を入れ、蓋を綴じ合わせる

     餅と蓋の目数は、共に24目。丁寧にすくい綴じる。
     蓋をつけた面が底になります。平らで安定が良いです。






7、上段下段の餅を綴じ合わせる


上段の餅にも綿を入れ、一目一目、丁寧に綴じ合わせる。






8、橙を綴じ合わせる

 
         橙に綿を入れ、餅に乗せ綴じ合わせる。
         仕上げに、フェルトや毛糸などを使って飾り付けする。





〈鏡餅の豆知識〉
様式を重んじることの上に成り立ってきた日本の文化。
鏡餅を供えるかたちにもさまざまな願いが込められています。

 ●三方(さんぽう) 鏡餅を乗せる台。
   尊い相手に物を差しあげるときには台に乗せることが礼儀であることから使われています。

 ●橙(だいだい)
   木から落ちずに大きく実が育つことにあやかって、代々家が大きく栄えるようにと願った縁起物です。

 ●御幣(ごへい)
   四方に大きく手を広げ、繁盛するようにと願ったものです。

 ●裏白(うらじろ)
   古い葉とともに新しい葉がしだいに伸びてくるので、久しく栄えわたるという縁起をかつぐものです。

 ●四方紅(しほうべに)
   お供え物をのせる色紙で、四方を「紅」でふちどることで「天地四方」を拝し災を払い、一年の繁栄を
   祈願するものです。







inserted by FC2 system